2025/06/18

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文化・社会

台北・陽明山で発見されたハゼ、新種として発表

2019/12/30
国立海洋科技博物館(台湾北部・基隆市中正区八斗子)の陳義雄副館長は27日、台湾北部・台北市の陽明山国家公園で発見された新種のハゼを「陽明山吻鰕虎」と命名したと発表した。2020年4月12日まで同館の特別展で一般公開されている。(国立海洋科技博物館提供、中央社)
国立海洋科技博物館(台湾北部・基隆市中正区八斗子)の陳義雄副館長は27日、台湾北部・台北市の陽明山国家公園で発見された新種のハゼを「陽明山吻鰕虎」と命名したと発表した。これについてまとめた学術論文を、数か月以内に学術雑誌で発表する。
 
陽明山国家公園は、国立海洋科技博物館や国立台湾海洋大学海洋生物研究所(基隆市)の「淡水及海洋生物多様性研究チーム」と協力し、2年近くにわたり陽明山国家公園を流れる渓流に生息する魚類及び甲殻類をすべて見直す調査を行った。この過程で研究チームはハゼの新種を発見し、これを「陽明山吻鰕虎」と名付けた。
 
国立海洋科学博物館の陳義雄副館長は27日、新種「陽明山吻鰕虎」の発見について発表すると共に、同日より実施する「台湾湿地魚類生態特展(=台湾の湿地帯に生息する魚類の生態系に関する特別展示)」でこれを展示することを明らかにした。展示期間は2020年4月12日まで。
 
新種発見に関する学術論文は、陳義雄副館長が魚類分類の国際的権威である邵広昭氏と共同で執筆しており、数か月以内に学術雑誌で発表される見通し。
 
陳義雄副館長によると、この新種は高山の渓流に生息しており、これまで発見されなかったのは、見た目がほぼ同じの広布種の種群の一つとみなされていたため。研究チームがその特徴を探し出し、さらにDNA鑑定を行った結果、新種であることが確認されたという。
 
 

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